『薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』 植木 もも子(著) 

コンパクトなのに情報満載!食材の選び方や保存方法もお役立ち♪
薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖
植木 もも子(著)

新書とほぼ同じコンパクトサイズでありながら、181種類の食材を網羅し、写真も豊富!また、おすすめの食べ合わせが360パターン紹介されています。

おすすめの食べ合わせとは、例えば、「陳皮となつめを一緒にとると食欲増進効や貧血にも効果的」といった具合。その食べ合わせをすると、なぜ、どう良いのか、理由もきちんと説明されていてわかりやすいです。

ちなみに、食材の分類は全9章〔漢方食材、薬味&ハーブ・スパイス、穀類&豆類、野菜&きのこ、果物&木の実、魚介&海藻、肉・卵&乳製品、調味料、飲み物〕。

食材の旬や保存方法はもちろん、選び方まで載っているのも嬉しいポイント(どんな色ツヤのものが良いか、どういうカタチが良いかなど。 よくある野菜・果物の食材辞典なら、ごく普通に載っている情報だけど、薬膳食材系の辞典には意外と載っていないものがあるんです。)※ただし、この本でも、食材によっては載っていないものもあります。選び方というよりは、どの産地のものが良いという書き方だったりする場合も。

さらに、食材によっては、おすすめ利用法が写真付きで紹介されているのも便利です。例えば、生姜は皮付きのまま薄切りにして乾燥させ、干ししょうがにしておくと、煮物やスープに使えて便利とか。こういった実用的なワンポイントアドバイスが、なかなか役立ちます。

本の冒頭には、漢方・薬膳の考え方や、陰陽五行についての説明、自分でできる体質チェックがあるので、基本的なことはマスターできます。また、雑穀の炊き方や薬膳鍋のことなど、ちょっとしたコラムも章ごとにあって楽しめます。

サッと開けられるコンパクトサイズだから調べるのが億劫にならないし、かばんに入れて電車移動中にちょこちょこ読んでお勉強なんて使い方もできて便利です♪

※ちなみに、もっと詳しい解説や豆知識を求めるなら、『東方栄養新書―体質別の食生活実践マニュアル 』という本がオススメです。東洋医学的な観点からと、現代医学からの観点からの両方が書かれていて、文字がギッシリ!

薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖
植木 もも子(著)
出版社: 西東社
発行:2012/03

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ライター 美穂 mihoフリーライター&中医薬膳師

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