
富山やくぜん旅(2泊3日)シリーズの第二弾です。 →第一弾はコチラ
旅をした順番ではなく、ランダムにご紹介していきますね。
今回の第二弾は、最終日のランチ1軒目。(あ、ランチは2軒ハシゴしたんです)
※この記事は、2014年3月時点の情報です。
レストラン「健康膳 薬都」
歴史を感じる佇まい。
天保元年(1830年)創業の老舗薬売り、「池田屋安兵衛商店」さんです。
こちらの2階にあるレストラン「健康膳 薬都 YAKUTO」では、
薬食同源をコンセプトにした「健康膳」がいただけます。
富山の中心市街地では最も古い木造建築物のひとつなんだとか。
生薬倉庫や住居を改装したという店内は、
太い梁や大黒柱を生かした温もりのある空間です。
「薬食膳」は、2160円、2700円、3240円の3コースあります。(←これは4月以降・消費税8%の価格)
すべて前日までに要予約です。
3240円のコースには野草の天麩羅が付くのですが、冬期は野草が無いためお休み。
なので2700円のコースをお願いしました。
案内されて席につくと、テーブルの上にはすでにお品書きが置かれていて、ワクワクと期待が膨らみます。
最初に供されたのは、十薬(ドクダミ)、ハトムギ、杜仲をブレンドした野草茶。
思ったよりクセは無く、美味しくいただきながらお品書きに目を通していきます。
いよいよお料理のスタート。
訪れたのは3月末だったので、桜の花を使った、春らしい一品が登場♪
左が、蓮根豆腐。加賀蓮根を葛で固めたもので、食感はぷるぷるっと柔らかい!
下に敷かれたごまのソースをつけて味わいます。
蓮根は風邪の症状に良いんだとか。
右が、人参と山査子のピクルス。程よい酸味とまろやかな甘さが絶妙です。
山査子は血液をサラサラにしてくれるんだとか。
次は、紙に包まれた一品が登場。
包みを開けると、ドドーンと一面に昆布!
「え!?」と、意表を突かれました。
昆布の香りがふわりと漂います。
さらに昆布をめくると、、、甘海老がお目見え!
甘海老と山薬の竿前昆布蒸。
なんと、甘海老は子持ちでした。嬉しい~。
山薬はヤマノイモのこと。上品なダシが染み込んでいます。
そして昆布も一緒に味わいます。
昆布はとろりと柔らかく、ほんのりとした甘みがじわっと口に広がります。
※余談ですが、富山は昆布の消費量が日本一なんですって!
江戸時代から明治時代に活躍した「北前船」によって、
北海道の昆布が運ばれ、昆布文化が根付いたんだとか。
この後、コース料理は、ココット料理、スープ、おこわ、デザートへと続きます。
また次回ご紹介しますね。
レストラン「健康膳 薬都」
富山県富山市堤町通り1-3-5
越中反魂丹本舗 池田屋安兵衛商店2F
TEL 076-425-1873
11:30~14:00(LO13:30)
水曜休
http://www.hangontan.co.jp/yakuto.html
※この記事は、2014年3月時点の情報です。
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